コンサル会社の面接=ケース面接という印象を持っている方も多いかと思いますが、現在ケース面接を実施するコンサル企業はすくないです。そのため、ケース面接がある企業は、過去の動向からしっかり対策をしておき、それよりも、下記のような基礎の部分は必ず準備が必要となるので、抑えておくことが重要です。
人柄、第一印象
コンサルタント=商品なので、クライアント企業から支援してほしいと思われる人材かどうかは重要です。 見た目や話し方から読み取るその人の人柄、自己主張だけでなく相手への配慮ができるか、一緒に働きたい方だなと思ってもらえるかが重要です。スキルはあってもここが欠けているとお見送りになるケースも多いです。
※昨今はオンライン面接も多いので、背景(部屋)の綺麗さや騒音、ネット環境が悪くないかなども考慮がいります 。
他責、ネガティブではなく、能動的で前向きな方だなという印象を持ってもらうことも重要です。例えば自身の転職理由も、ネガティブなことだとしても、そのまま伝えずに、ポジティブに返還して伝えた方が、印象が良いです。
スキル・経験
まず、ロジカルシンキングです。 コンサルは、相手の知らないことをわかるように伝えることが非常に重要です。例えばITのプロジェクトでも、ITを一切知らないクライアントの担当者に対して、説明をして相手を動かし、プロジェクトを推進していくこともあります。難しい言葉を使ってかっこよく支援するのがコンサルではなく、相手の目線に合わせて、相手が知らないことを想定して、相手の頭に想像がはっきりできるくらい明確に伝えられるスキルが必要です。面接でもそのスキルはみられます。 対策としては、結論ファースト、その後、具体的な補足を構成立て、相手にわかりやすく回答できるように準備します。 構成は大枠から伝え、徐々に詳細に伝えることで、面接官も頭でイメージをしやすくなります。 複数伝えるときは、「~についてはOOと、OOと、、、」と話すと面接官はいくつあるのか終わりが見えないので「~については3つあります。1つめは~」ということで、面接官の頭の中で3つ箱がつくられるので、話がとても入りやすくなります。 ここはしっかり面接対策でエージェントと作り上げていきましょう。 とにかく書き出して、添削してもらう、整理できたところで、模擬面接で経験を積んでみるとよいです。
成果の再現性を見せれるかも重要です。今までの経験が活かせそうだなと思ってもらえるように、具体的な経験だけではなく、なぜそれが達成できたのか、そこに至るまでの考え方のプロセス等が伝えられるかがポイントです。 面接ではすべての経験は話せないので、アピールしたい経験を聞いてもらえるよう誘導します。
キャリア軸、マッチ度、視座の高さなど
転職理由、志望理由、中長期ビジョンなど言動に一貫性があり違和感がないか、ここは必ず聞かれるのでブレがないか整理しておきます。 会社のビジョンと自身の方向性が一致しており活躍のイメージをしてもらう、利己的ではなく、高い視座をもって業務を実行してくれそうという印象を与えることが重要です。「なぜコンサルになりたいんですか?」「コンサルってなんだと思いますか?」「将来成し遂げたいことは、それを実現するために今足りないスキルは?」という質問もよくあります。
最後に重要なのは『業界理解』です。コンサル業界を選考するうえで、ここのリサーチ能力も、面接で見極められます。コンサル業界がどういうものなのか、大枠を理解しているか、コンサルとはどういう仕事内容なのか、数あるコンサル会社のなかでもなぜこの企業を選考したいのか、しっかり各社の特徴も含めて理解しておきましょう。